今回のLove Taiwan in KOBEでは初めて台湾からの「花燈」(ランタン)が登場します。そして地元台湾でもニュースになるぐらい話題になりました。なぜなら!これらのランタンは一般の企業で作成したものではなく。なんと!刑務所で服役中の人達がデザイン作成しています。大きさもさることながら、その出来上がりはとても精巧で素晴らしいものです。是非、メリケンパークにお越しいただきじっくりご覧ください。下は台湾内のニュースを抜粋して訳した内容です。
[抜粋記事翻訳]
“私共法務部矯正署彰化刑務所では、2003年に民芸グループを設立し、長年にわたる台湾伝統文化を中心に工芸研究と技術革新、技術経験が受け継がれていく事を活動目的としています。一般的な寺院活動だけにとどまらず、大小さまざまなランタンの生産に加え、一般のランタン本体から防水ランタンなど、数え切れないほどの試行錯誤で開発、製造しています。お陰様でランタン業界きっての高い技術と誇りをもっています。ランタンクラフト文化の絶え間ない変化に伴い、今ではランタンフェスティバルのモデルも都市のマーケットや文化に合わせて発展をしています。それに伴い、地元の文化や都市を表すテーマランタンが活動の主流となり、彰化刑務所もその傾向に適合し、時代とともに進歩し、実績を積みました。近年のランタンは非常に創造的であるだけでなく、多くの文化的要素が組み込まれています。製作した作品はしばしばランタンフェスティバルの注目となり、ニュースメディアやコミュニティから温かく受け止められ、賞賛されています。そして今回、私達の技術と工芸研究を理解して頂いた[Love Taiwan 2019 In KOBE]実行委員会は今年の10月18日から20日に日本の神戸市で開催されるイベンドに「台湾本場のランタン製作展示の依頼を受けました。」と彰化刑務所黄坤前所長は述べられました。実行委員会副委員長富田家彰が6月27日に、彰化刑務所を訪問し、台湾の文化を表すランタンの委託製造の相談に来所しました。8月11日の午後、実行委員会副委員長二名、富田家彰及び廖麗香は神戸から彰化刑務所を来訪、ランタンの最終設計案に署名しました。 このランタンは、高雄の蓮池潭に龍虎タワーのテーマに基づいており、台湾の伝統慣習と祈り文化について紹介しています。このランタンは9月12日に完成しました。一方で、日本の神戸市民が台湾のランタン芸術と人と文化について体験する為に、当委員会は2019年台湾ランタンフェスティバルで2つの受賞作品「神将賜福獅獻瑞」と「海底パーティー」を借り、今回の[Love Taiwan 2019 In KOBE]で展示します。彰化刑務所黄所長は今後の台湾と日本の友好ため、「Love Taiwan実行委員會」に贈りました。台湾の地元の文化的特徴に満ちたランタンは、今回のイベントの華やかさを高めてくれると考えています。3つのランタンは日本の神戸市に向けて出荷する準備中です。黄所長はこのイベントをきっかけに、台湾の文化を世界に見せることだけでなく、台湾の矯正施設では、技能訓練による教育を通して、芸術と文化を推進する理念が成功したと強調しました。これは、彰化刑務所民俗芸術グループの学生に対する励ましと誇りです。鉄窓の内側でのランタン芸術は国際的に有名であり、彰化刑務所の全員も同じことを誇らしいと思っています。”